讃岐さーもんの濱焼き

香川県のブランド魚 「讃岐さーもん」

"讃岐さーもん"は、香川県沖で海面養殖されたトラウトサーモン(海面養殖ニジマス)です。
冬から春にかけての瀬戸内海の水温はトラウトサーモンの生育に適しており臭みが少なく適度に脂の乗った"讃岐さーもん"に育ちます。
"讃岐さーもん"は、シナモン、ジンジャー、ナツメグ、オレガノの4種類のハーブを配合した専用飼料で健康的に育てられています。
ハーブは、筋肉中の脂肪の酸化と生臭さを抑える効果が期待されています。
身が鮮やかなオレンジ色でプリプリとしていて魚臭さが少なく、さわやかな旨みのさっぱりとした味わいが特徴です。

讃岐さーもんの由来

"讃岐さーもん"の養殖が始まったのは、
東日本大震災で東北沿岸部のサーモン養殖漁場が大打撃を受け、内陸部の稚魚生産業者が稚魚を出荷できずに困っている状況を香川県の漁業関係者が知り、被災地支援の意味もこめて、稚魚を購入したことがきっかけです。
震災のあった2011年の冬に、県内初のトラウトサーモン養殖がスタートしました。

讃岐さーもんの濱焼き

香川県は塩の生産が盛んに行われてきたことから、塩釜を利用して「鯛の濱焼き」が作られていました。
1度は幻となりましたが、長年の研究の末に「鯛の濱焼き」は新たによみがえりました。
その伝統ある製法で、香川県のブランド魚「讃岐さーもん」を濱焼きにしてみました。
塩との相性がいいさーもんは濱焼きとの相性抜群です。 ぜひ、「香川名産 讃岐さーもんの濱焼き」をご賞味ください。

解体の方法

解体の手順は鯛の濱焼きと同じです。

各部の紹介

1

図1の縦紐と横紐を切る。

2

図1の尾びれの紐を切る。

3
尾びれの紐を切らないと尾びれがきれいに取れない場合がございます。

切った紐を外し、頭を左に向けた状態で
上からゆっくり藁を外していく。

4

お腹の切れ目に包丁を入れ、
エラ、お腹部分から玉子を取り出す。

5

背ビレに沿って切れ目に入れる。

6

背ビレの方から皮をはがしていく。

7

中骨に沿って切れ目を入れる。

8

切れ目に指を入れて
押し出すように身を取り出す。

9
腹部も同じ様に。

こめかみ、ほほ、カマ、
それぞれに身がついているので取り除く。

10
中骨、腹骨を取り除く。その際、手で確認すると分かりやすい。
※さーもんは背中の身の中に小骨が入っています。

細い骨なのであまり気になりませんが、高齢者の方やお子様が食べられる際は、十分に取り除いてください。

讃岐さーもんの濱焼きの食べ方

まずはそのままお召し上がりください。
菰を取り除き解体すれば、
そのままお召し上がり頂けます。

Pointよりおいしく召し上がっていただくために

讃岐さーもんの混ぜごはん

熱々のご飯にほぐした身を混ぜて食べると美味しいです。

讃岐さーもんのおにぎり

おにぎりの具にするときは、大きめにほぐした身を入れると
讃岐さーもんの風味を楽しめます。

プライドフィッシュ認定

香川県のブランド魚「讃岐さーもん」は、
漁師が選んだ本当においしい魚として
2014年にプライドフィッシュ認定を受けました。
オリーブを与えて抗酸化作用で身を美味しくフレッシュな状態に
するとともに、4種のハーブを与え、香りのいい身は
プロの漁師も満足する味になっています。
ぜひ一度味わってください。